さようなら。
本当に突然だった。こんな形で別れることなんて。
宣告されたとき、耳を疑った。
まさか自分の身にふりかかるなんて。
君の方が、よっぽど怖かったよね。
不思議と、今でもそこにいるような気がするんだ。
いないって分かってるのに。
ポッカリと穴があいてしまった。
あんなことになってしまって。
痛くなかったかな。
最後、君は苦しくなかったかな。
僕は、耐えられなかった。
痛いのは君なのに。
その場にいるのがやっとだった。
最後の君の姿を直視できなかった。
「下じゃないだけ全然いい。」
「一瞬だって。」
みんなにそう言われていたけど、
ただただ恐怖だった。
全員が嘘をついているようにみえた。
君が上から、しかもまっすぐ生えていてくれたおかげで、
僕は助かったんだ。
未だに分からない。
なんで彼らは、君をあんなに抜きたがるんだろう。
しかも割と目を輝かせながら。
怯える僕のリアクションを楽しむように。
飲まなくても大丈夫だけど念の為って渡された痛み止めはすでに飲んだ。
晩御飯はミニッツメイドの朝バナナにした。
臆病な僕は、向こう2日はミニッツメイドかウィダーを食すと思う。
ちょっとググったら、恐ろしいネタがたくさんあったし。
なんだってあんなに人に恐怖を与えるんだ。
というか、なぜググったんだ僕は。
残った君たちにお願いがある。
今のところ、抜かれるリストには入っていないそうだ。
一生懸命磨くから、悪さをしないでほしい。
そんな、お話。
なんか、急にふざけてみたくなって。
えっと、
終わり_φ( ̄ー ̄ )wwwww