午前2時の備忘録

写真を中心とした雑記ブログです_φ(・_・

【初体験】茶道を体験「茶道って、お茶の飲み方を極めるものじゃない!」

こんばんは、けーたです_φ(・_・(@memo_at_2am)

イロイロあって寝れなくなり、平日ど頭火曜から夜更かしですw

 

今日、仕事終わりに茶道の体験をしてきました!

体験といっても自分では点てず、お菓子と

お抹茶をいただいて終わりなのですが、

なんというか、衝撃的な体験でございました。

 

今夜は、そんなお話。

 

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1.そもそもなんで急に茶道?

突然ですが、ある華道サークルに入りました。

(いやいや、茶道じゃないのか?)

 

僕は、余程やりたくない限り、

何か誘われたら大概やってみようという性格です。

 

たまたま知り合いからの誘いで華道を体験して、

なんとなくハマって入会を引っ張りながらズルズル体験を数回、

そして秘儀・誉め殺しによりその気になって、

勢いでつい最近入会したのです。

 

それを聞きつけた別の知り合いが、

 

「じゃあ勢いで茶道もやっちゃいましょうよ( ´ ▽ ` )ノ」

 

と。そんな緩〜〜いきっかけ。

 

体験前の茶道のイメージは、

 

『礼儀作法を守ってお茶を飲む』

 

こんな程度。

なんてチープなイメージw

 

が、ここで衝撃的な体験をすることになるのです。

 

2.茶道を体験して感じたこと

*ここから先は、特に調べず僕が感じたことをそのまま書いていきます。

実際と違うこと、漢字なんかも間違ってる場合がございます。

 

 

先生がキっ(*`へ´*)っと動きを凝視する中、

凄い緊張感の中進行していきます。

 

そんな中見ていて感じたのは、

 

「どこからどう見ても

相手に失礼のない、気遣いのある動きだ・・・」

 

当然っちゃ当然。礼儀作法って本来そういうものだからね。

でも、体感すると、なんでしょう、本当に別次元のそれが

展開されていて。嗚呼、これを伝える文才が欲しいw

 

そしてここで僕が使う『相手』という表現は、

人だけじゃなく『茶道具』のことも含んでいるんです。

 

点てるタイミング、襖の開け閉め、歩き方、方向転換、

茶道具の扱い、味わせ方、魅せ方、何から何までが、

相手に失礼のない、相手を気遣ったもの

 

襖なんて、

 

「ほんと何段階で閉めるんだよ」

 

っていう感じですが、その「スッ・・・スッ・・・」

という動きはとても美しく、最後閉じるときは音もしません。

 

それらを見ていると、スッと自然にお茶の世界に入っていきます。

無駄のない美しい動き、流れの中でことが進んでいき、

気がつくと自分の前にはお茶菓子、お茶が運ばれてきます。

 

そう、お菓子。これもルールがあるんです。

一口食べてお茶、もう一口食べてお茶、これはNG。

この後お茶は、「今だ!今が美味い瞬間だ!今だ!!」

 

で運ばれてきます。だから、その瞬間に味わわねばなりません。

だから、出されたお茶菓子は原則お茶がくるまでに食べる。

 

食べる側も全体のペース、リズムを読みながら食べ、

また提供する側もそれを感じながら最良のタイミングでお茶を出す。

無言の会話が展開されるんですね。

 

そしていよいよお茶。

よくクルクル回して飲んでるの見ますよね?

あれは、器の正面を自分に向けるため。

正面を向けて一口味わい、その後何回かに分けて一気に飲み干す。

最後は泡が残り、相手に「ごちそうさま」を伝えるために敢えて

「ズッ」っと音を立てて飲みきる。

 

そう、感動したのはその後。

飲んだあとの茶碗を見つめるんです。

自分が飲みほした後の、『茶碗の中の世界を見る』

とのことでした。

 

そして茶碗自体を眺め、

どういう茶碗で飲んだのかをじっくり味わいます。

 

で、で、その後、お茶のパウダーが入った容器も回ってきます。

「今日はこれで点てましたよ」的な。

そして中を見て「あ〜これを飲んだのか〜」と余韻に浸り、

さらにその容器に描かれているもので何かを感じたり、

そういう時間になります。なんだったかは、忘れました

 

”焼き物やお茶自体、描かれるものが何を意味するのか”

そういった知識教養も必要になります。

 

いただく側同士も、相手を思う気遣いが大事になってくる。

 

例えば先に自分のところにお茶がきたら

 

「お先に・・・」←うろ覚え

 

先に誰かのところにきてその後自分のときは、

相手が飲みほして空だったら、もういらないか伺いを立て、

飲んでる最中だったら次の人に「お先に・・・」をやって、

それからいただく。

 

”自分が関わる全てのものに対して、

敬意を払い、失礼のないよう気遣い接する(対峙する)”

 

僕が感じた茶道は、このようなものでした。

 

3.人とのコミュニケーション

掛け軸、花瓶、襖の柄、畳、点てる人、飲む人、茶道具、

”すべての要素が、それぞれを失わないまま個を廃して和をたてる”

そういう印象でした。

 

 

立ち居振る舞いで相手にメッセージを伝え、

相手もそれを敏感にキャッチして、美しい流れが生まれる。

 

よく、

 

「日本人はハッキリものを言わない」

 

などと言われます。

もう、幼少の頃より聞くフレーズで、

 

「はいはい」

 

としか思いませんがw

 

が、我々には、もの言わずとも相手に意思を伝え、

相手の意思を汲み取る、そんな超能力みたいなものを自在に操り、

茶室の中にあんなに美しい世界を作った先人達の片鱗が根付いています。

 

・・・テレパシーで会話しようぜって言ってるんじゃないですよw

攻殻機動隊じゃないんだからw(あれはテレパシーじゃないか)

 

なんでしょう、そういう時代なのか、そういう土地柄なのか、

そういう会社なのか、そういう部署なのか、それはわかりませんが、

攻撃的な人がやたら周りに多いんですよね。自分もそうかも。

 

”個を重んじる世界観”が一気に流入し、

が影を潜め、が強くなってきています。

だから昔に戻って・・・などとは思いません。

個を大切にするのはいいこと。

ただ、和を重んじる気持ちをもう少し思い出してもいいのかな。

極端なんですよね。

TVなんかでこういう議論を聞いていると大抵どっちがどう、

ってなるんですが、どっちもバランス良くってのがいいと思う。

(勿論TV番組なんかはvs構図作んなきゃ面白くないんだろうけどw)

 

何かを守ろうとするとき、我々は壁を作ります。

茶道の空間を守る茶室、国境の壁(これはいかがなものかw)、

LINEの仲良しグループ、ネットカフェの個室部屋、等々。

 

守ろうとするユニットがどんどん小さくなって『個』に落ち着き、

『個の壁』がいたるところに出現。

”攻撃は最大の防御!!”その壁は互いを攻撃しあうように

なったのでしょうか。

 

その壁にドアをこしらえて、相手のことを理解したり、

自分のことを伝える努力をしないと、どんどんコミュニケーションが

難しくなっていっちゃうんだろうなぁ。

 

茶道は、礼に始まり礼に終わります。

それぞれが、茶道の中で数ある礼の中でも一番深いもの。

 

このとき、ちょっとした面白い儀式があります。

 

最初の礼、このとき、自身と相手の前に『扇子』を置き、

これを自分と相手の『結界』とします。

そして、この『結界』を取ったとこからお茶が始まり、

最後再び『結界』を置き、一連が終了します。

 

茶道は、和をたてるだけではなく、個を重んじていたんですね。

 

個を重んじるだけでは相手と打ち解けあえない。

扉を開いて相手の気持ちに触れ、相手に触れさせ、

互いの知識をぶつけ合いながら互いを向上させ、

相互に理解を深めて、それを自分の糧とし、

再び自己を見つめるべく個に戻る。

 

妄想こじつけ多かれど、学び多い1日でした。

 

あ、2時だ。

午前2時の備忘録、今日はこれにて閉めます。

深夜にブログなんて、もうほんと真面目になりすぎてだめだw

これ絶対明日読み返して恥ずかしくなるパターンだよw

ブツブツ・・・ブツブツ・・・おやすみなさいw