あるおばあちゃんとの会話。
こんばんは。けーたです_φ(・_・(@memo_at_2am)
唐突ですが。
最近、人間関係でとても悩んでいました。
特定の誰かというか、まぁそうっちゃそうだったり、
そうじゃなかったり。最近てか、もう数年。
人ってのは本当に難しいもんです。
各々違う定規を持ってるって、わかっちゃいるけど、
一瞬感情が高ぶれば、そんなもんは忘却の彼方。
深い仲になったところで、難しいことには変わりないわけで。
新宿駅で人待ちをしていたときのことです。
改札口の前。
スマホいじってゲームをしていると、
突然おばあちゃんに声をかけられました。
お「あの****駅って、いくらで行けるんですかねぇ?」
(聞いたことあるなぁ・・あーわかった。めっちゃ遠いな、
え、マジ、え、在来線で向かうのか?)
_φ(・_・「それならここっすね、ほら、一番上んとこ!****円っすね!」
お「まーーーありがとね!そんな端まで見てなかったわ^^;」
_φ(・_・「遠いところまで行かれるんですね!」
お「そうなの、いつもは車なのだけどね^^;
お「あ、それと、トイレの場所ご存知かしら?」
(・・・え、まずい、知らん(焦)しゃ、駅員んとこにダーッッシュ。)
_φ(・_・「そこのお店の中が一番近いみたいです!」
お「ありがと〜^^;(オドオド)」
(・・・ってもわからんか。トランクでけえな。おけ、一緒に行くべか。)
_φ(・_・「よしゃ、一緒に行きますかぃ^^」
ってな流れで、一緒に行きました。入り口まで、ねw
ん、今思えば、待ってて帰りもトランク持ってあげるべきだった。
お「あなたとってもいい人ね^^」
なんのことはないこのお礼の言葉がぐっさり刺さった。
そんなこと、全然ない。
僕なんて人間は、所詮外面がいいだけの人間。
身近な人幸せにすることもできないような、
相手の立場にも立てない、そんなやつ。
汚い言葉で相手を傷つけて。
やさしい、ただ八方美人なだけ。
自分がなく、相手の顔色伺い。
いやにタイムリーだった。
そんなことばっか考えてたときだったから。
_φ(・_・「いや、それがね、全然そんなことないんですよ。」
お「あらまぁどうして?」
なんですかね、不思議と、気がつけば自分の悩みをベラベラ話してました。
詳細は書きませんが、話した後にこんな言葉をもらいました。
お「大丈夫あなたとってもいい人よ。たしかにそうしてしまったことはよくないわね。そんな時は相手に合わせてあげなさいな。そして、いざという時だけキュッと締める。ガツンと言う。それでいいのよ、あなたにはそれができるわ^^きっと大丈夫!」
_φ(・_・「はい、ありがとうございます。」
詳細を書かずにこんなことを言っても伝わらないかもしれないけど、
その瞬間、目の奥で涙が出ました。
見ず知らずの人に悩みを打ち明けて、だめなとこを指摘されても
素直な気持ちで聞けて、心の底からありがとうが言えました。
歳とりました、書きながら思い出し泣きです。
案内して、元いた場所に戻ってしばらくすると、
おばあちゃんがわざわざお礼を言いに来てくれました。
そしてそのとき、
お「近々その人と話したりするのかしら?」
_φ(・_・「ええ・・仲直りしようと思ってます^^;」
お「大丈夫よ、あなたならきっと大丈夫^^頑張ってね!応援してるわ!」
_φ(・_・「ありがとうございます。本当に。。すごく嬉しいです、僕頑張ります!」
改札をくぐったあと、そのおばあちゃんはこっちをもう一度見てくれました。
僕は大きく手を振りかえしました。
_φ(・_・「いってらっしゃい!!気をつけて!!!」
お「ありがとう!頑張ってね!!いってきま〜す!!」
名前も知らないおばあちゃん。
でも僕は、何も考えずに、気がついたら悩みを打ち明け、
かけられた言葉に涙を流し、自分のことなんて何も知らないのに、
そんな人に言われた「あなたなら大丈夫」を信じていたんです。
根拠?知りません、おばあちゃんが感じた何かを疑う必要性なんて、
ないんですよ。いつもは、そんな根拠ないこと言って、なんて、
そんなことほざいてる僕が、そう思ったんです。
定規?個性?なんだそんなもん、糞食らえだ。
心を開くか開かないか、大切なのはそれだけだった。
お孫さんの運動会に行かれるんだそうです。
とても楽しそうに教えてくれました。
ほんの短い時間の出来事でした。
だけど、本当に感謝しています。
本当に。
ずっと、数年にわたって悩んでいました。
ありがとうございます、心の底から。
自分から心を開けば、共にした時間に関係なく信頼が生まれる。
主張しっぱなしじゃだめ、相手を受け入れて、ここだっていうポイントを掴んで、
自分の気持ちをしっかり伝える。
「自分が開いても相手が開かなかったら?」
きっとおばあちゃんはこう言ってくれるはずです。
「あなたが開いてだめならそんな人諦めちゃいなさい^^」
わかってる、自分がそんなにすごい人間ではないことなんて。
でもきっとおばあちゃんはそう言ってくれる。
今まで自分に自信が持てなかった僕は、
少しだけ、自信を持っている自分を演じてみようと思います。
たとえ嘘でも、つき続ければ本当になる。
おばあちゃん、僕はね、本当に、
あなたが思ったような人間じゃないんです。
だけど、あなたの目に映った自分になろうと思います。
そうなりたいと思いました。
力をくれて、ありがとう。
運動会、楽しかったですか?
お孫さんは、喜んでましたか?
帰り、また電車でしょうか?くれぐれも気をつけて。
本当に、もう一度お会いしたい。
もう一度ありがとうがいいたい。
この記事が、何年かでもかかって、
あなたに届いたら嬉しいです。
本当に、ありがとうございました。